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トヨタ・TS030 HYBRID (Toyota TS030 HYBRID) は、トヨタ自動車(TMG)が2012年のル・マン24時間レースおよびFIA 世界耐久選手権(WEC)参戦用に開発したプロトタイプレーシングカー。 == 概要 == TS030 HYBRIDはトヨタF1チームの活動母体であったドイツのトヨタ・モータースポーツGmbh (TMG) を拠点として開発された。名称は1990年代にル・マンに参戦していたTS010、TS020の実質的な後継機という位置づけであり「TS」は「TOYOTA Sport」の頭文字であるとされた〔トヨタ、2012年のWEC参戦計画を発表 - トヨタ自動車・2012年1月25日〕。 最大のポイントは、トヨタのプロトタイプレーシングカーとしては初のハイブリッドカーとなっている点で、このパワートレインは、トヨタの量産車向けのハイブリッドシステム(THS、Toyota Hybrid System)の開発チームの協力を得てトヨタ東富士研究所のモータースポーツ部が開発したもので、「THS-R (TOYOTA Hybrid System - Racing)」と命名されている。エンジンはTMGがレベリオン・レーシングに供給しているRV8K-LMとは異なる、新設計の3.4L・V8自然吸気ガソリンエンジンを搭載する〔トヨタ木下代表「今年の目標は性能をみせること」 - オートスポーツweb(2012年1月25日)〕。これにバッテリーではなく、日清紡ホールディングスと共同開発した電気二重層キャパシタ (EDLC) を組み合わせるシステムとなっている〔。キャパシタはコクピット内部の助手席の位置に搭載されている。 エネルギーの回生と力行(駆動)を行うモーター・ジェネレーター・ユニット (MGU) は、リアのギアボックス内部にデンソー製を搭載している。設計段階では選手権のレギュレーションが確定していなかったため、フロントにもアイシン・エィ・ダブリュ製のMGUを搭載していたが、その後「回生は前後いずれかの2輪のみ、放出も回生と同軸で行うこと」と決められたため〔トヨタ・ル・マン参戦ハイブリッド・マシンへの期待 ---村田久武ハイブリッド・システム責任者に訊く-1 - STINGER(2012年1月25日)〕、後輪での回生/力行を選択した〔FIA世界耐久選手権(WEC)とは? - トヨタ・モータースポーツ(2012年7月4日閲覧)〕。同じくハイブリッドプロトタイプで前輪をモーター駆動するアウディ・R18 e-tron クアトロと違い、モーター使用制限速度(120km/h以上)は定められていない。 トヨタはスーパー耐久の十勝24時間レースに2006年はレクサスGS450h、2007年はスープラ(SUPER GT車両)のハイブリッド仕様を投入しており、ハイブリッドカーでのWEC最上級カテゴリーLMP1参戦もその延長上にある〔。 シェイクダウン時とレースデビュー時では、フロントライトの形状やフロント周りのエアロデザインが変更されている。また、ボディカラーも赤と白の2色から「トヨタ・ハイブリッドブルー」と呼ばれる青と白の2色へイメージチェンジした。 エアロパッケージはル・マンではロードラッグ仕様で、その他のレースではハイダウンフォース仕様を装備している。レギュレーションのリアフェンダーの解釈を拡大して、リアウィングの両脇に小型のウィングレットを追加したのが特徴である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トヨタ・TS030 HYBRID」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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